日常生活のNG。

      2012/10/13

妊娠中の女性が普段の生活で気をつけなければならないこと、してはいけないことがいくつかあります。主に摂取することで、胎児に影響が起きることがNGとなっています。

・タバコ
タバコの煙にはニコチンや一酸化炭素など、妊婦や胎児にとって有害な物質が多く含まれています。ニコチンは血管の収縮を引き起こし、一酸化炭素は血液中の酸素を奪います。このため、赤ちゃんに届けられるはずの酸素や栄養が十分にいきわたらず、低出生体重児(2500g以下の胎児)が生まれる危険性が高くなります。
その他にも流産や妊娠中の出血、前置胎盤などママや赤ちゃんの体に様々な危険を及ぼします。また、せっかく生まれてきた赤ちゃんの生後1週間以内の死亡率も非喫煙者の4倍といわれています。
悪いことはいいません。
生まれてくる赤ちゃんのためにも、ママのタバコはやめさせましょう。
幸いなことに、妊娠前のタバコが母体や赤ちゃんに影響を与えることはありません。
当たり前のことですが周りの人がタバコを吸えば、副流煙が発生するのでリスクは同じです。パパも妊婦さんの周りでタバコを吸うのはやめましょう。

・お酒
よく、赤ちゃんが酔っぱらってしまうからという話を耳にしますが、これは本当のことです。ママが大量にお酒を飲むと、アルコールが赤ちゃんの血液の中に流れ込んでしまいます。結果的に胎児性アルコール症候群という、発育障害や知能障害をもった赤ちゃんが生まれる危険性が高くなります。
たまのグラス1杯程度なら問題ありませんが、くれぐれも依存性がないようにしましょう。パパがお酒を勧めるなどもってのほかです。中にはお酒が大好きという女性もいるでしょうから、パパも配慮してあげてください。
アルコールも妊娠前の摂取が影響することはありません。
また、アルコールは母乳にも含まれるので、赤ちゃんを母乳で育てているママには、授乳期も摂取を控えさせてください。

・カフェイン
上記の2つに比べれば、影響は少ないといえますが、やはり大量摂取は禁物です。
カフェインは飲み過ぎると神経を刺激して、内蔵や血管に負担をかけます。
とはいえ、今はノンカフェインのコーヒーや紅茶、ウーロン茶なども販売していますし、1日に2,3杯程度なら問題はないでしょう。

・刺激物、香辛料
適度にとるには問題ありませんが、これらのものは塩分が高く、血管の収縮や高血圧の原因になります。また結果的に水分を多く摂取することになるので、むくみの原因にもなります。

その他にもビタミン剤などのサプリメントも、過剰な摂取は控えるべきです。
そもそも論ですが、バランスのよい食生活で栄養を補給できていればまず問題はないでしょう。妊娠中はどうしても神経質になりがちですが、基本的なことさえおさえておけば、それほど我慢を重ねるようなこともないでしょう。

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