カンガルーケアはパパも一緒に。

   

カンガルーケアとは、生まれたばかりの赤ちゃんをママの胸の上にのせて
抱っこすることをいいます。
その姿がカンガルーの親子のようだったのでこの名前がつきました。

カンガルーケアは実は保育器の不足からはじまりました。

昔々、まだ赤ちゃんを入れる保育器が少なかった頃、
一時的にママの体温で赤ちゃんを暖めようと、
寝ているママの胸の上で抱っこをしてもらいました。
すると不思議なことに、
ママに抱っこしてもらった赤ちゃんの体温はもちろんのこと、
低体重児の生存率も高まりました。
不思議に思った偉い学者さん達は、その後も調査を進めると、
なんとママの育児放棄も少なくなったことを発見。
その後、カンガルーケアはママと赤ちゃんの愛情をつなぐ行為として
出産の現場に広く伝わりましたとさ。

 

物語調に書いてみました(笑)

でもこれ実話です。
なんともほのぼのする話ですよね。
ママの愛情が機械に勝ったという訳です。

奥さんが出産した病院も、もちろんカンガルーケアを取り入れていました。
僕は当時、カンガルーケアという行為すら知らず、
両親や親戚に出産の報告をするためあわてて連絡を取っていたのですが、
看護士さんにつれられて一緒にいるようにいわれました。

その病院はパパも同室することが許されていたのです。

慌てふためいていた自分が、フッとゆるやかな雰囲気に包まれました。
出産を終え安心して横たわるママの胸の上に、産まれたばかりの赤ちゃん。
それは幸せな時間でした。
赤ちゃんに触れてみたり、ママと話したり、
ビデオや写真を撮ることもできました。
その時間は1時間半から2時間といったものですが、
一生の思い出とともにとても貴重な体験です。
もし、機会があればぜひ体験してもらいたいです。
本当に幸せですから。

最近では、帝王切開でもママや赤ちゃんの状況が可能であれば、
なるべく取り入れようという産院が増えています。
まずは病院がどのようなスタイルなのか、あらかじめ確認しておきましょう。
そしてパパも同室が可能なら、
その素晴らしい時間をぜひ3人で分かち合ってください。

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