パパでもわかる「つわり」。

      2016/04/07

妊婦さんを悩ませる代表的な症状に「つわり」があります。
実は、このつわりを引き起こす原因が何か、今でもはっきり解明されていません。ホルモンバランスの変化や遺伝、ストレスなどいくつか説はありますが、これだけ医学が進歩してるのに、人類の連鎖に組み込まれてきた症状の原因がわからないというのは不思議ですね。生命を産み落とす、いわば神秘的な症状がゆえに、人類の知識ではわかりえないベールに包まれているのでしょうか。一説には、赤ちゃんからのママへのサインとも言われています。そう思うとなんだか納得してしまいますね。

個人差はありますが、妊婦の80%以上が何らかの形でこの症状にかかるといわれ、時期については平均4〜12週目と妊娠初期に多いです。「妊娠中ずっと苦しい」という人もいれば「思ったほどでもなかった」という人もいます。パパもこの症状によって、時にママのイライラを我慢したり、受け止めたり、受け入れたり…。しなければいけない訳で、そういう意味では、間接的な被害者と言えるかもしれません。

主な症状としては、
・吐き気
・胃のムカムカ
・眠気
・だるさ
・頭痛
・口の中が乾く
・匂いに敏感になる
などです。

我が家では、幸いにもそれほど症状がひどくなかったのですが、「吸い込む」という行為がダメになり、麺類やパスタ、お味噌汁などを控えるようになりました。逆に、妊婦さんが苦手という「炊きたてのご飯」が無性に食べたくなるという、一般論とは矛盾した症状が起きました。このことからも個人差が大きいことが伺い知れると思います。パパが何か買ってくる場合は、リクエストを聞くようにし、生ものや匂いのきついものは避けましょう。ひどい場合は食欲もなくなり、水すら飲めなくなることもあるようです。こうなると、母子ともに栄養面が心配ですし、脱水症状を引き起こすことも考えられます。かかりつけの医師に相談しましょう。

対処法や解消法は人それぞれで、一概にこれをすれば治るというものはありません。

ウチの奥さんは、ガムやグミを噛むことやレモン水を飲むことで、少し気分が良くなるようでした。他の人の経験談を真似するのもいいですが、自分のすっきりする方法や、リラックスできる方法が何かを考えてみるのもいいかもしれません。また、ビタミンB6を含む食材にはつわりを抑える効果があるとされています。レバーや青魚、赤身、豆、海藻などに多く含まれているので、奥さんが食べれるようであれば勧めてみるのも良いと思います。

症状が重い時は、「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と呼ばれる病気の可能性もあります。日常生活がおくれないほど苦しかったり、1日に何十回も吐いたり、体重が3kg以上減った場合は注意が必要です。苦しい時はかかりつけの先生に相談しましょう。パパも日頃から奥さんの体の変化に気づいてあげられると、早期の発見につながります。

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