基本的には問題なし?赤ちゃんのおう吐チェック。

   

 

 

月齢の低い赤ちゃんは、よく「おう吐」を起こします。
基本的には、問題ありませんが、怖い病気の場合もありますので、
見極めるためのチェックポイントを以下にあげてみました。

 

赤ちゃんの機嫌・顔色が悪い

上述したように、赤ちゃんは頻繁に「おう吐」を起こすので、
吐いた後、すっきりしていたり、機嫌が良ければ
それほど気にする必要はありません。

生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんが、口からおっぱいやミルクを吐き出す
ことがよくありますが、これは「溢乳(いつにゅう)」といって、
口の中のミルクが溢れただけなので、心配はありません。
胃に入ったものが逆流してしまうのがいわゆる「おう吐」です。

これらのことが、いつもと様子が違う時に注意が必要となりますので、
怖い病気や体調不良。事前に見る3つのポイント。」と同じように
日頃から赤ちゃんのことを観察しておくことが大切です。

 

体重の減少

おう吐を繰り返していても、体重が増えていれば栄養が取れていることに
なるので問題はありません。しかし、もし逆に体重が減っているようなら
栄養が身体にいきとどいていない可能性があります。
病的なことも考えられますので、このような場合は、
小児科を受診するのが良いでしょう。

 

発熱や下痢

発熱や下痢を伴う場合は、かぜや胃腸炎などが考えられますし、
今流行のノロウィルス等の可能性もあります。

 

腹痛

お腹に触ると泣き出したり、機嫌が悪く泣いてばかりの場合は、
腹痛の併発が考えられます。
おう吐と腹痛が同時に起きている場合は、急性虫垂炎などの
重度の病気の場合もあるので、早めに病院にかかる必要があります。

 

意識

何かの拍子に頭を打ったりした後のおう吐は、
当然ながら脳に異常が起きていることが考えられます。

おう吐の後に意識がもうろうとしているのも危険な状態ですので、
やはり迅速な対応が必要です。

 

 

赤ちゃんのおう吐は、生後4ヶ月くらいになると自然に減っていきます。

月齢が高くなってもおう吐を繰り返すようであれば、
かかりつけの医師に相談しましょう。

 

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