赤ちゃんとミルクと母乳。リズムと正しい知識を。

   

 

 

赤ちゃんと切っても切り離すことのできない、母乳とミルク。

両者には一長一短があり、どちらが良いかという話は
また別の機会で設けますが、どちらも赤ちゃんにとって、
必要不可欠であることにかわりはありません。

今日は赤ちゃんと母乳、ミルクにまつわるちょっとした小ネタです。

 

母乳とミルクとリズム

赤ちゃんは、産まれてから生後3ヶ月くらいまで、昼と夜の区別がつきません。

基本的には睡眠。
お腹がすけば、泣いて起きて、おっぱいやミルクをほしがります。

その間隔は、だいたい3時間。

ママ(又はパパ)はその3時間のペースに合わせて、
授乳をしなければなりません。

夜中だろうが、寝ていようが、何だろうがです。
そこが辛いところですね。

 

3時間という表記をしましたが、
きっちりこれに合わせて授乳をする必要はありません。

授乳は、赤ちゃんがほしがる時にあげる「自律授乳」が基本です。

出産直後は、ママの身体もできあがっていないため、
おっぱいも思うように出ません。

そのため授乳の回数も多くなりますが、
徐々にたくさん出るようになれば、ママと赤ちゃんのリズムもできてきます。

夜も無理に起こすようなことはせず、欲しがった時にあげるようにしましょう。
その間に、少しでも睡眠をとり身体を休めることに当ててください。
4ヶ月が過ぎる頃になると、徐々に睡眠のリズムが出てきます。
朝、昼は明るいお日様の下で散歩をしたり、夜は明かりを抑えるなど、
昼と夜のリズムを身体で覚えさせ、健康的な身体づくりをしましょう。

そうすることで夜もしっかりと寝てくれるようになります。

 

 

薬と母乳の影響

よく「授乳期だから、風邪をひいても飲み薬は飲めない」という声を
聞きますが、医師の診断を受けて調剤されたものなら、
ほぼ心配はないと言えます。

市販の内服薬についても問題はないということですが、
一部に気をつけた方が良いものもあるようですので、
心配なようでしたら、まず医師の診断を受けるのが良いでしょう。

薬は、30分くらいで体内に成分が回りますので、
母乳への影響を少しでも小さくしたい場合は、
授乳を済ませてから薬を飲むと良いでしょう。

目薬や湿布、点鼻薬などの外用薬や歯医者などで行う麻酔は
心配することはありません。

念のため。

 

母乳はオーダーメイド

ミルクはいつでも一定の成分を保ち、量もいくらでも作ることができます。
そこがミルクのメリットですが、母乳はそうはいきません。
ママの体内でできるものなので、その都度、成分が違いますし、
出る量にも限りがあります。
しかし、言い換えればそこが母乳のメリットでもあります。

ママそれぞれに成分の違いがあり、
自分の赤ちゃんに適したものにかわるのです。
そして、赤ちゃんの月齢によって、その時に必要な成分に
自然に調整されるのです。

なんとも神秘的な話ですね。

母乳は赤ちゃんにとっての自分専用の栄養素になるのです。

 

皆さんは、母乳派とミルク派。どちらでしょうか?
もちろん、両者のいいとこ取りもアリです。

特性を理解して、上手に使い分けましょう。

 

 

 

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