子供に働く体験を!お手伝い契約書。

   

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こないだ息子と労働契約を結びました。突然なんのことだと思いましたか?ウチの息子はまだ小学校一年生です。労働契約なんて大げさに言いましたが、要するにお手伝いの約束をしたのを書面にまとめたのです。

 

 

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お手伝いでお小遣い

ある時、息子がこんなことを言いました。「スターウォーズのロボットがほしいし、妖怪ウォッチのプラモデルもほしい。買って!」 と。こないだクリスマスやお正月が過ぎたばかりだと言うのに…。本人もそこまで深い思い入れがあった訳ではなく、何の気なしに言ったことだと思います。僕は「買わないよ。こないだお正月にお年玉をもらったんだから、欲しければ自分のお小遣いで買いな。」と言いました。すると「お小遣いは使ったら無くなっちゃうんだよ。」と返してきました。確かにその通り、なかなか深いところを突いてきました。僕は「そうだね。じゃあどうしたらいいかな?」と尋ねます。この辺は、先日「これからの子供に必要な能力「考える力」。」でもお伝えした「考える力」を育みたいため、なるべく自分で考えさせるようにしました。すると「パパみたいにお仕事をすれば、お金がもらえるかな。」と言いました。ちょっと面白くなってきた僕は「そうだね。仕事をすればお金がもらえるね。じゃあ、お家のお手伝いをしたらパパが給料をあげるのはどうかな?」と提案してみました。いい機会なので「働いてお金を得る」ということを、体験させてみようと思ったのです。息子は無邪気に首を縦に振りました。

 

労働契約書の締結

お手伝いとはいえ、僕の狙いは「働いてお金を得る」ことを体験させるというものです。なので、せっかくなら本格的にしようと思い「労働契約書」を作りました。内容はこんな感じで、ほとんどが約束事です。

 

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①お手伝い1回につき10円を支払う

②お手伝い中にふざけてはいけない。その場合は10円は支払われない

③お手伝い中にテレビを見てはいけない

④お手伝いは1日最低1回、1週間続けて行わないとそれまでの10円も支払われない

⑤お手伝いは宿題や身支度の時間を使ってはいけない。遊びの時間を使うこと。

あと奥さんから「何にでも10円をねだられたら困るし、そんな人間になってほしくない。」と言われました。それもそうです。本人がやるべき手伝いや奥さんからのイレギュラーのお願いなどもありますし、お金に強欲になられては困ります。お手伝い=10円とは思わせないようににしないといけません。そこは文章にするのは難しかったので、よく言って聞かせることにしました。以上のことを書面にして、代表取締役として僕のサイン、現場監督者として奥さんのサイン、本人に内容を確認をさせて息子のサインもそれぞれ書きました(笑)条件はあえて、厳しめにしてみました。お金を得ることの大変さも感じてもらいたかったですが、そこから何か自分の考えを生み出してほしいとも思ったからです。例えば、労働条件が厳しい、お給料が安いといった抗議がはじまれば、それはそれで面白いです。もっと言えば、より効率よくお小遣いを得られる方法を考えたり、相談しに来ててくれれば言うことなしです。お金のことってあまり学校では教えてくれないことですから、悪影響を与えない範囲で興味を持ってくれればいいなと思っています。まあ、最初のうちはお小遣いほしさに手伝って、そこまで考えはまわらないでしょうけどね。

 

お手伝いの約束

そんな訳でお手伝い契約が始まった訳ですが、経過を言うと今のところ続いています。1日に10円とか20円ですが、お皿洗いをしたり、洗濯物をたたんだり、お風呂を洗ったり。本人も楽しんでやってるみたいです。僕もちゃんと現場監督の奥さんに確認して、次の日の朝に貯金箱にお金を入れています。最近では幼稚園に通う下の娘もまねをして一緒にお手伝いをしてるんだとか。本人からも「わたしもお手伝いしているよ!」とちゃっかりアピールをされたので、お金ではなくアメとかチョコでご褒美にわたすことにしました。単価で考えたら、こっちの方が高くつくんですけどね(笑)。

子供は働いてお金を稼ぐことを体験し、お母さんは楽をできる(笑)。「お手伝いをなかなかしてくれない」と嘆くお母さん方にはこんな方法もいかがでしょうか?

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