これからの子供に必要な能力「考える力」。

      2016/02/13

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僕は子供に「考える力」をつけさせたいと思っています。これは僕の持論ですが、この考える力はこれからの子供に必要な能力になると思っています。では、この考える力がどうして必要か、どう子供の役に立つのか?その部分を今日はお話ししていきます。

 

 

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考える力とは

まず「考える力」とは何かということです。子供に教える時はわかりやすいように「考える力」と言いますが、この力が最終形態になった時、それは「瞬間判断力」と言い換えられると考えています。様々なことが起きるこの世の中で瞬間的に正しい判断をする力。仮に正しくなかったとしても自分に悔いのない判断をする力です。僕はサッカーが好きなのでサッカーを例に挙げると、絶え間なく展開するピッチの中で、選手が瞬時にその時にふさわしいプレーをする力に似ています。どうでしょう、分かりますかね(笑)言葉にするのは難しいですが、そんな感じなんです。でも、子供のうちから「瞬間判断力」をつけろ!と言ってみても、それは無理な話です。だからまず、「考える力」「考えるクセ」をつけるように僕はしている訳です。

 

子供に必要な能力

では、なぜこの力が必要なのか。さっき僕は「瞬間的に正しい判断をする力」といいました。僕の小学校一年生の息子がそうであるように、子供はだんだんと大人の手を離れ、自分の世界を広げていきます。友達と遊ぶこと一つとってもそうです。親が必ず付き添っていたシチュエーションから徐々に自分で行動するようになります。その時にこの「考える力」を持っているかが重要になります。例えば横断歩道です。キチンと親が教えているにもかかわらず、赤信号でも平気でわたろうとする子がいたら、その子は「考える力」が足りていないことになります。そんなのは当たり前だと思われるかもしれません。自分に危険が及ぶんだから、そんなことはちゃんと自然に学ぶはずだと。では、次のようなケースはどうでしょうか。仲良しの友達とかけっこをしていたとします。先に走っていた友達は青信号のうちに横断歩道をわたりました。遅れた子は夢中になって赤信号に飛び込み事故に遭う。自分の子供に当てはめた時、こんな状況は意外と想像できたりしないでしょうか?「負けたくない」とか「悔しい」とか、いろんな感情が邪魔をして、周りを見て考えることができないことはあり得ることです。ここできちんと考えることができる子ならば、どんなに夢中になっていても赤信号を目にした瞬間「止まらなくちゃ。」と考えるはずです。もっと言えば、信号があるようなところでかけっこは辞めようと友達に言うことだってできるはずです。とても簡単な例ですが、僕はそれこそ大事な力だと思います。そしてこの考える力が身についていけば、これから訪れる様々な危険を回避するのはもちろん、頭の回転の速さや正しい情報を取捨選択することにもつながっていきます。

 

身につけ方

我が家では考える力を身につけられるように、日常の中に取り入れています。例えば普通の会話の中で子供から「雨はどうして降るの?」と質問があったとします。僕はすぐに答えを教えるのではなく「自分はどう思うのか?」と子供に聞きます。質問に質問を返すようですけど、そこで子供に考えさせることをするのです。クイズみたいなものですね。また、最近ではこんな風にも伝えたりしています。「自分の分身を隣に作って、どうしたらいいか相談してごらん」と。自分自身に問いかけることで、考えるクセをつけさせるのが狙いです。こちらの思惑通りうまく身についてくれれば嬉しいですけど、こればっかりはわからないですね。

 

我々のような大人が子供にあれこれ伝えて解決するのは簡単です。その場の問題もうまく解決するでしょう。でも、それだとマニュアル通りのことしかできない、対応力のない子供になってしまいます。子供が備えるべき能力は他にもたくさんあります。それはよしかずも重々わかっていますし、ないがしろにするつもりはありません。基本的な学力だって大事ですし、友達とのコミュニケーション力だって必要です。でも学んだことをスポンジのように吸収することできるのも子供の特徴です。そんなスポンジ状態の今のうちに考えるクセをつけるようにしておきたいのです。

 

 

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