赤ちゃんは歯が命?歯磨きのコツと大切さ。
2016/06/15
嫌がる赤ちゃんの歯を磨くのは一苦労ですよね。
でも、だからといって歯磨きや歯のケアをしないのは当然NGです。
赤ちゃんの意外な虫歯の仕組み…。
そして、赤ちゃんの嫌がらない正しい歯磨きの仕方など
赤ちゃんの歯に関するお話です。
赤ちゃんの虫歯の仕組み
1歳半くらいになるまでの赤ちゃんの虫歯は、ほとんどの場合、
実は生活習慣によって起こります。
大人にも同じことがいえるのですが、虫歯は間食をすることによって
増殖するといわれています。
これはなぜかというと、
口の中の唾液は虫歯を殺菌してくれる作用があり、
ある程度はこの唾液によって虫歯をガードしてくれているのです。
ところが、食べたり飲んだりしている状態が続くと口の中の唾液が出ず、
虫歯菌が繁殖してしまうのです。
ミルク等をだらだら飲ませ続けることを繰り返すと、
虫歯につながりやすくなります。
以前も「赤ちゃんとミルクと母乳。リズムと正しい知識を。」で書いたように
リズムをつけて、なるべく決められた時間にミルクをあげる習慣をつけましょう。
また、虫歯菌は人から人にうつるともいわれています。
パパやママに虫歯がある、もしくは以前から虫歯が多いという場合、
よくあるのはペットボトルの回し飲み等で虫歯がうつることがあります。
自分が思い当たるパパとママは治療をし、
赤ちゃんには専用のマグカップを与えて飲ませてあげましょう。
歯磨きはいつから?
赤ちゃんの歯磨きをはじめるタイミング。
それはズバリ、歯が生えはじめたらすぐです。
もちろん、自分で磨くことはできないのですし、いきなり口の中に
歯ブラシを入れても嫌がってしまう場合が多いでしょう。
まずは清潔なガーゼや市販されている
赤ちゃん用の口内ウェットティッシュなどを人差し指に巻き、
丁寧に歯を吹いてあげましょう。
赤ちゃんに4〜8本くらい歯がはえそろったら、
そろそろ赤ちゃんも歯を磨く(拭く)ということに慣れてきます。
赤ちゃん用の歯ブラシで優しく磨いてあげてください。
そして、歯みがきは8~10才ぐらいまでは子供に任せるだけではなく、
大人が仕上げ磨きをしてあげてください。
ちなみに赤ちゃんの歯は生後半年くらいが経つと、
下の歯から生え始めてくることが多いようです。
歯磨きの仕方
歯ブラシは、毛が硬いものや、毛先が山形にカットされているもの、
いわゆる大人用はおススメできません。
赤ちゃんの歯茎を傷つける危険がある上、
小さな歯の汚れを落とすのに適していないので、使わない方がよいでしょう。
ヘッドの小さな赤ちゃん用(子供用)歯ブラシを選ぶようにしましょう。
また、ぶくぶくうがいができない2歳前くらいまでは、
歯磨き粉を使う必要はありません。
歯ブラシはえんぴつを持つようにし、力を入れずに小刻みに動かして磨きます。
例えれば、桃の皮が裂けない程度です。
こうすることで、歯茎に傷を付けることもありませんし、
実は力を入れて磨くよりも汚れが良くとれるようになります。
もちろん、赤ちゃんが歯磨きに慣れるのにも適しているので
一石三鳥というワケですね。
もちろん、歯みがきの習慣をつけるためには、
自分でやらせてあげることも大事です。
しかし、赤ちゃんが自分で歯ブラシを持ってみがいても、
歯垢はほとんど落ちていないのです。
必ずパパやママが仕上げみがきをしてあげましょう。
大切なのは、ていねいにみがいてあげること。
回数は1日1回でOKです。
乳歯のうちの虫歯は永久歯にも影響してきます。
また、とくに歯の土台となる歯ぐきの手入れが大切で、この時期の歯磨きは
歯を磨くというより、歯ぐきをマッサージするのが目的です。
虫歯の予防は赤ちゃんのうちから意識をしておきましょう。
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