「戦いごっこ」の大切さ。父と子のふれあい。
引き続き「戦いごっこ」の大切さのお話です。前回の「「戦いごっこ」の大切さ。遊びの中で覚える3つのこと。」では、幼稚園の年少時のお話が中心でしたが、今回はさらに成長してからのお話となります。
幼稚園年中〜幼稚園年長
戦いごっこそのものの迫力はかなりレベルアップしました。年少の頃に比べて身体もしっかりしてきたので、素手での攻撃もなかなかの威力です。もちろん、加減はさせましたし、不意打ちや急所を狙うのはダメだと約束しています。ちょうどピークで仮面ライダーや戦隊ヒーローに食いついていた頃なので、単純なパンチ、キックに加えて、必殺技を繰り出してきたり(技名を叫ぶだけですが)、コンビネーションを駆使してきたりと、戦いごっこにも工夫が見られるようになってきました。あえて書きはしませんが、想像力を高めるのにも役立ったのかもしれませんね。
父の偉大さを植え付ける
年少さんの頃は、一方的に僕がやられるだけ。というシナリオでしたが、この頃になると父の力を見せつけるために「僕が勝つ」というパターンも織り交ぜるようになりました。別に意識してやっていた訳ではないですが、なんか自然とそうなっていました。ちっちゃい話ですが、それによって子供に「パパは強い」「父にはかなわない」という意識を植え付けようとしたのだと思います。男の子の中には5〜6歳になってくると、母親の言うことを聞かなくなったり、ちょっと生意気な態度をとったりする子もいたりします。そんな時、効果的なのは父親です。普段は優しいパパも「いざという時」や「怒った時は怖い」と思わせておく、昔的な言い方をすれば「絶対的な存在」として君臨する。サザエさん的に言えば、波平さんを演じる。ということです。
小学校入学前〜現在
戦いごっこは続いているものの、さすがにヒーローグッズを買い与えるのは止めようという夫婦の話し合いが行われました。本人もお兄さんの自覚がでてきたのか、それにすんなり応じてくれました。こうして、長く繰り広げられた戦いごっこも息子の成長と共に減少していくかなと思っていたのもつかの間!ところがどっこい。彼の心を鷲掴みにしたのが「スターウォーズ」です。小学校1年生にしてスターウォーズにハマりまくり、年末には旧三部作(エビソード4〜6)、新三部作(エビソード1〜3)のDVDを制覇。今年に入り、ついに新作のエピソード7を劇場で堪能してきました。そしてそして彼が今年の誕生日プレゼントに選んだのは、まさかの「ライトセーバー」。「また武器じゃん!」と思いながらも、僕も興味津々(笑)スターウォーズは大人の作品だからと言い聞かせ、めでたく購入。またしかし、このライトセーバーがよくできてるんです!光るし、音が出るし、4000円前後でこのクオリティはすごいの一言につきます。大人も楽しめるこのおもちゃのおかげで、最近は休みの度にライトセーバーによるつばぜり合いです。家の中で親子二人で鳴り響かせてます。ご近所の皆さま本当にごめんなさい。
父と子のスキンシップ
最後に!戦いごっこが与えてくれる一番のものは何か!それは父親と子供のスキンシップ。ふれあいの時間です。なかなかないですよ。ここまで子供とガッツリ向き合える遊びって。遊びの中でこれだけ多くのものを学び、ついでに父親とのふれあいまで共有できる。こんな素敵な遊びをやらない理由はないでしょう。とはいえ、さすがに我が家の戦いごっこも、もってあと2年ぐらいと言ったところでしょう。小学生も中高年になれば友達と遊ぶ方が楽しいでしょうからね。僕にとってそれは寂しいことではありますが、これも成長と喜ぶこととします!(涙)これから彼が大人になった時も、いつでも戦いごっこができるぐらいの、そんな親子でいられたら最高に嬉しいですね。
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