欧州の睡眠事情。日本の赤ちゃんは眠れていない?

   

 

 

ヨーロッパの赤ちゃんの55%が、連続して7時間以上の睡眠を取っている。

この衝撃的な事実を皆さんはどう受け止めますか?
ちなみに日本の赤ちゃんで連続して7時間以上の睡眠を取っている割合は、
わずか20%にしか満たないようです。
このうらやましい違いは一体どこから生まれてくるのでしょうか?

 

 

赤ちゃんの睡眠は、ミルクと同じように脳や身体の発育に欠かせないものです。
人間は寝ている時に、昼間起きていたことを整理して記憶にとどめたり、
成長ホルモンを分泌したりすると言われています。
赤ちゃんはもちろん、大人にとってもぐっすり眠ることは大切なことなのです。

しかし、そうは言っても肝心の赤ちゃんが寝てくれないのが
悩みどころですよね。

では、日本とヨーロッパでは何が違うのでしょうか?

答えは「Bed time Routine(ベッドタイムルーチン)」。
直訳すると、赤ちゃんを寝かせる為に毎晩することといったところでしょうか。
ヨーロッパでは、9割以上の母親が実践しているこの習慣を
8つのポイントに分けてご紹介します。

 

1)決まった時間の寝かしつけ
夜10時〜2時は成長ホルモンの分泌が活発な時間です。
夜9時前には、ベッドや布団に連れて寝かしつけを試みましょう。
習慣付けることでリズムが生まれ、赤ちゃんも自然に眠るようになります。

2)部屋は薄暗く、静かに
寝る前の明るい電気やデレビの光、音は脳を興奮させます。

3)夕方〜寝る前にぬるめのお風呂に入れる
お風呂はリラックスかつ適度に疲労を得られるので、眠りを誘います。
熱めのお湯はかえって眠れなくなるので、
大人がぬるいと感じるぐらいがちょうどいいでしょう。

4)寝る前のたっぷりなミルク
夜中にお腹がすいて起きないようにしましょう。

5)寝る前に新品のオムツにかえる
きれいなオムツにかえて、赤ちゃんが気持ちよく眠れるようにしましょう。

6)赤ちゃんが安心できる日課を行う
寝る前に行う日課をつくりましょう。
例えば、子守唄を歌ったり、絵本を読み聞かせたりすることで、
眠りのスイッチをonにすることができます。

7)赤ちゃんが目を覚ましても数分様子を見る
実は自然に深い眠りに戻る可能性も高く、泣いたからといって
すぐに駆けつける必要はないのです。
どうしても泣きやまないようなら、静かに授乳しましょう。

8)朝は決まった時間に起こし、昼は活発にあそばせる
朝の光をキチンと浴びることで、体内時計が正常に働きます。
もちろん、昼間に元気に身体を動かせば夜はすんなりと寝てくれるはずです。

 

これらのポイントをうまく使って、めざせ連続7時間睡眠ですね。

 

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